1970年生まれの私の映画観

その日に観た映画の感想を書いています。 ジャンルはさまざまで洋画限定です。 同世代の人達が共感できるようなブログにしていきたいです。

To Catch a Thief

今日観た映画は「泥棒成金」です。
1955年に公開されたこの作品は「サスペンスの神様」と呼ばれた
アルフレッド・ヒッチコック監督の作品です。
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私の生まれる前の映画なんですが、私は自分が生まれる前の
映画に非常に興味があります。映画にはその時代の流行りや
最先端の技術などが使われることが多く、古い映画を観ると
その時何が流行していたかや人間の技術の進歩の過程がよくわかります。
もちろんこの映画も60年前の作品なので車や服、建物や電話
など今とは全然違います。でもその当時はそれが最先端でその人たちも
それが当たり前だったんですよね、そうしてその当時の時代を
想像してみるのがとても楽しいんです。


前回の記事にも書きましたが、この映画も邦題と原題が違います。
映画の内容的には原題の方がしっくりくると思うのですが、
直訳すると「泥棒を捕まえるため」となり日本語のタイトルには
ちょっとニュアンスが合わないので無理やり「泥棒成金」とつけたような気がします。

あらすじは主人公のケーリー・グラントが扮する「キャット」と呼ばれる泥棒が
「キャット」の手口を真似た模倣犯が現れたことにより、自分にかけられた嫌疑を晴らす
ために自らその模倣犯を捕まえようとする物語です。

ヒロイン役としてグレース・ケリーが出演しています。
私はグレース・ケリーは20世紀最高の美女だと勝手に思っています。(^_^;)
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現在からは60年以上前の作品になるのですがカラー映像で
画質も良く、途中で出てくる花火のシーンや舞踏会の衣装、グレースの服など
はとてもきれいに見えました。
空撮で地上の車が走るシーンを撮ったり、車載電話が出てくるなど
当時としては珍しいものもたくさん取り入れられていました。

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ヒッチコック作品としてはサスペンスというよりも
ラブストーリー性が強い作品のように感じました。

グレースはこの映画の一年後にカンヌ国際映画祭に出席した際に知り合った
モナコ大公レーニエ3世と結婚し、女優を引退してモナコ公国の公妃になったんですよね。
グレースのことについてはリンク先のwikiを読んで見てください。

グレースが出演しているヒッチコック監督作品:
「ダイヤルMを廻せ」(1954)
「裏窓」     (1954)
泥棒成金」   (1955)